【ボイトレ】洋楽をかっこよく歌うための発音トレーニング!

ボイトレ

こんにちは、洋楽大好き Kinu音です。

ニューヨークで歌の修行をした、現役ボイストレーナーです。

たくさんの人に楽しく洋楽を歌ってもらいたいので、初心者さんにもなるべくわかりやすい記事を目指しています!

今回は洋楽を歌いたい人ががまずやるべき3つの発音トレーニングを紹介しますね♪

①子音トレーニング
②母音トレーニング
③耳で覚える

①~③の順番通りにやるのがお勧めです。

簡単ではないですが根気よくやれば誰でも必ず歌えるようになります。

ぜひやってみてください(^^♪

 

洋楽は発音が命!

① 子音の発音トレーニング

 

英語は日本語と同じで子音母音で成り立っています。

特に子音は日本人が苦手なものが多いので先に習得しましょう。

子音を発音するための舌や唇の筋肉を日々トレーニングしてください。

 

子音には【有声音・無声音】がある

【有声音】声をだして発音
→ b d g i j l m n r v w y z

◆【無声音】声を出さず、唇や舌を鳴らす
→ c f h k p q s t x

 

以下の二つのCool (クール)という音声を聞いて、違いが判りますか?

C 有声音
C 無声音

Cool (クール)を発音するとき “C” の時点で声はまだ出ていません。

母音 ”oo” に到達したときはじめて声がでます。

これは日本語のクールも同じなのですが、英語の方が子音が強いので意識しなければいけません。

無声音にすべき子音を無視してしまうと、たちまちカタカナ英語になってしまいます。

 

もうひとつ比べてみましょう。Touch(タッチ)のTを有声音と無声音で発音してみます。

T 有声音
T 無声音

 

下の表に基本的な子音の特徴をまとめました。

一部は 有声音 と 無声音 がセットになっています。

口の形と動きはまったく同じでも、声を出すか出さないかでアルファベットが変わります。

無声音有声音発音種口の形
破裂プッと唇で破裂させる、有声音はブッ
摩擦ツッと息を舌と歯の間から擦らせて吐き出す、有声音はダッ
Ch摩擦タコのような唇でチッと発音、有声音はヂッ
k/c摩擦下の奥の方でクッと発音、有声音はグッ
摩擦下唇を軽く噛んで息を溜め、フッと唇を離す、有声音はヴッ
sz摩擦前歯の隙間からスーっと息を吐く、有声音はズー
 h  おなかからハッと息を吐く
  m 口を閉じムー
  n 口を閉じンー
  舌先を上の前歯の根元にあてたままウー
  r 舌先を少し持ち上げウー
  w 口をあまり開けずにゥワッ
  y 口をあまり開けずにィヤッ

 

こちらは子音の発音の参考動画です

 

無声音はティッシュを使ってトレーニング

子音のなかでも特に筋トレが必要なのが、破裂音と摩擦音です。

p   t   ch   k   c   f   s   h

をそれぞれ強く発声してティッシュを息で揺らしましょう。

だんだん筋肉がついて強く発音できるようになります。

 

最初に無声音をマスター、そのあと有声音

b d j g v z

特に無声音とセットの有声音たちは日本人がとても苦手とする発音です。

bはビーって言っちゃうし、dはデーって言っちゃう。

エービーシーデーはただのアルファベットの呼び名でしかない

言葉の発音はまったく別なので、カタカナは忘れてください。

有声音は無声音に声を追加したもの

まず最初に無声音をマスターして、あとで声をのっけて有声音を練習したほうが

本物に近くなります。

 

② 母音の発音トレーニング

日本語の母音はア・イ・ウ・エ・オの5つですが、英語の母音は24~27個もあります。

そのうち日本人が苦手な母音の発音6つを練習しましょう。

a
( 発音記号: /æ/ )
※ 日本語より明るいア。アとエの間

例えば・・・apple, hat, map, catch, cat, fan, fat, animal, bag, banana, ask, happy, black, fat, chance, gallery, hand, bank,crash, land, plastic, gas, natural, fassion, balance, batter

 

a ・ u ・ o
( 発音記号 : /ʌ/・/ə/ )
※ 日本語より暗いア。アとウの間 ( /ʌ/ は伸ばす /ə/ は短い )

例えば・・・/ʌ/  love, uncle, but, study, cup, blood, gun, tunnel, 
                     /ə/  success, lemon, famous, allow, ability, sofa, fun

 

ear・ur ・ ir ・ or
( 発音記号 : /ə:r/ )
※ ひとつ前の暗いア /ə/ に /r/ をくっつけたもの。舌をやや巻いてウーっと伸ばす

例えば・・・ early, earth, learn, heard, word, world, hurry, curry, turn, purple, purpose, thursday, further, birthday, shirt, firm, third, dirty

 

er  / or
( 発音記号 : /ər/ )
※ ひとつ前の発音/ə:r/ を弱くやや短くしたもの。語尾につくことが多い

例えば・・・ over, summer, writer, sister, user, liner, pictuer, skier, leader, teacher, manner, razor

 

oo / ou / u 
( 発音記号: ʊ ) 
※ 日本語のウのように唇を前にとがらせない。イの口をしたままウ

例えば・・・book, cool, foot, good, look, cook, should, would, could, push, woman, sugar, pull

 

a / ei / ai
( 発音記号: ei ) 
※ 口を縦に大きくあけて、エィ

例えば・・・weigh, eight, rain, gain, vain, fail, afraid, cake, ache, lake, make, sake, take, base, same, mail, date, late,day, may, pay, say, way

③ カタカナはふらずに耳で覚える

よくやってしまうのが、英詞にカナをつけてしまうこと。


確かにカタカナをつければその曲はなんとなく歌えるようになります。

でも英語はカタカナにはない発音ばかりです。

 

必ず歌を耳コピしてください。よく原曲をきいてメロディと一緒に覚えます。


最初は大変でしょうが、一番最初の曲が一番時間がかかると思ってください。


前にやった単語は次の曲ではスルッと歌えるので、いろんな曲に挑戦するうちに新しく覚える箇所が減っていき、だんだん1曲をマスターするまでの時間が短くなっていきます。

 

洋楽入門にオススメな曲3選(難易度順)

 

Sing / カーペンターズ 
難易度★

テンポもゆっくりで、単語もよく使われるシンプルな英語ばかりなので初心者にはお勧めです。


ヴォーカルのカレン・カーペンターの発音はとてもクリアで聞き取りやすいので、クチ真似するといいでしょう。

 

Let it be / ビートルズ
難易度★★

こちらも有名な曲。宗教用語が少し入っていますが、聞きなれたメロディかつテンポもゆっくりなので練習にはもってこいでしょう。

 

The Rose / Bette Midler
難易度★★

映画「ローズ」の主題歌です。

日本でもテレビドラマやジブリ映画にも使われているので誰もが耳にしたことがあると思います。

スローなので歌いやすいです。

 

 

フレーズごとに繰り返し練習

まずは歌詞もカナも見ずに聞こえたままマネしてみてください。


そして水色の枠のカタカナと同じように聞こえていたらあなたの耳は大丈夫です。

耳コピで聞くと単語の固定概念なしでインプットできます。

 

サンセウラ イリーザゥリーヴァ ザッドラウン ダテンダーゥリ  

Some say love, it is the river
㌽!
① love の母音上記解説   
② it is でイリズと読む③ theは「ザ」より「ダ」に近い
④ river のように頭にRが来るとき、ウから入り「ゥリイーヴァー」となる

That drowns the tender reed
㌽!
① drowns はジュロウンスに近い
② tender の t の発音 er の発音上記解説
③ reed のRもウから入る 

 

 

ウェナファイマセル インタイゾチュラボ マダメーリカントゥミ
スピキンワーゾウィスダン レリビー

When I find myself in times of trouble
Mother Mary comes to me

㌽!
① times と trouble の t は無声音
② Mothder の er の発音上記解説
③ come の c も無声音 

Speaking words of wisdom
Let it be

㌽!
① words の or の発音上記解説
② Let it be レリビーの発音(フラッピング)次項目で解説 

 

 

単語をつなげて発音(リンキング)

英語には、リンキングやフラップングといった前の単語の語尾と次の単語の頭文字をつなげて発音します。


基本的には耳できいて覚えるのが原則ですが、これに関してはルールを知らないとかなり難しい項目になってきますので、簡単に解説しておきます。

上記の「Let it be」 の最初のフレーズを使いましょう。

When I find myself in times of trouble
  ナイ     フィン      ゾフ

このように 前の単語のラストが子音次が母音 のときにリンキングが発声します。
ni = ナイ fin = フィン sof = ゾフ  のように。

 

Let   it   be
レ  リ   ビー

こちらも普通にリンキングするとレツィビーになりますよね。
しかしアメリカ英語の場合はTの発音をリンキングではなくフラッピングで発音します。
t の次にくる母音をラ行で繋げるのです。  

例えば・・・

Shut up   → シャップ
Put on  → プ
Night is  → ナイ
Watter  → ワ
party   → パー
better   →   ベ

 

耳コピするときも、リンキングとフラッピングの存在を理解していると聞き取りが楽になります。


細かく覚えておく必要はないので、いろんな曲を歌いながらパターンを覚えていきましょう。

どうしても聞き取れないところはGoogle翻訳を活用

洋楽のクセの強いシンガーの発音はくずれていて結構聞きとりにくいです。

そんな時はGoogle翻訳やアプリなどをつかって発音を確認しましょう。

きれいな音声で聞けるのでかなりオススメな方法です。

 

最後に

洋楽は日本人にとっては難しいものですが、実は英語の方が歌に向いています。


日本語は横方向に発音を作るのでどうしても口腔内が狭くなりやすく細い声になりがちです。

対して英語は縦向きに響きを作ります。自然と喉が下がり、口腔内が広がりやすいのです。


洋楽を歌って響く声になりましょう♪ そうすれば日本語の歌も上達しますよ!

この記事を読んで感想や気になるところ、記事にしてほしい曲などあれば気軽にコメントいただければ嬉しいです♪

Kinu音のオンラインレッスン

Zoomをつかったオンラインレッスンを承っております。

【初回レッスン限定30分2,000円】

もし興味があれば下記メールアドレスかお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください♪

kinuotoblog@gmail.com