【ボイトレ】前は出てたのに!歳とともに高い声が出なくなる原因は?若い声を取り戻す方法

ボイトレ

こんにちは、Kinu音です。

ニューヨークで歌の修行をした、洋楽専門ボイストレーナーです。

たくさんの人に楽しく洋楽を歌ってもらいたいので、初心者さんにもなるべくわかりやすい記事を目指しています!

私はネイティブのEnglishスピーカーではないです。

だからこそ日本人が苦手なポイントを細かく見つけることができると思います。

私の英語の発音レベルはネイティブではないけどネイティブに近いそうです。

お手本としてたくさん録音したので、ぜひ参考にしてみてください♪

今回は「前は出てたのに最近高い声がでなくなった」というお悩みをもつ方のために、その原因と対処法をお伝えしていきます。

年とともにだんだんと高い声が出なくなったと強く感じる人には以下の特徴があります。

こちらの項目に当てはまる方はぜひ最後まで読んで見てくださいね♪

こんな特徴!

・もともと喉が強い

・優しく歌うのが苦手

・声を張らないと歌っている気がしない

・裏声が苦手(かすれる)

・パワフルに歌うのが好き

なぜ年とともに高い声が出なくなるのか?

大きな原因

・老化による声帯の萎縮
※喫煙、飲酒はさらにこれを促進させる

・声帯の傷の直りが遅くなる

・声帯の筋力低下

・声を出さなくなり肺活量が低下

人間の声帯はだいたい19歳で成熟し、その後ゆるやかに劣化していきます。

声帯が若いときは無理に負荷をかけて傷つけても、皮膚と同じで直りが早いです。

“前は出ていた” という高い声はそもそも間違った発声法で無理やり出していた可能性があります。

もともと喉が強い人ほどやりがちです。

だからこそ声帯のピークを過ぎたことで声帯への影響が如実に現れます。

声帯は筋肉と粘膜でできている非常に繊細な器官で、消耗品です。

いかに負荷をかけずに長持ちさせるかが大切です。

 

これまでの歌い方に固執しない

高い声が出なくなった人からよく耳にするのは、「立たないと歌えない」とか「声を張らないと物足りない」というような言葉です。

私もその一人だったのでよくわかるのですが、「力入れないで高い声だすの無理じゃね?!」と思って、なかなか我流が抜けませんでした。

ボイストレーナーの先生に「力抜け」と口を酸っぱくして言われましたが、高い声=力入れるという固定概念に邪魔されていました。

まず知るべきなのは、地声は低い声担当ということです。

一生懸命地声だけで高い声を出そうとしても限界があります。

「じゃあどうやって高い声をだすんだよ!」

そう高い声担当は裏声です。

「は?裏声じゃかっこよく歌えないじゃん。」

と思った方焦らないでください。

最終的には地声と裏声をMIXしていくんです。

地声を裏声で薄めて高音域を広げる感じです。

例えるなら水性絵具のような感じ。

【ミックスボイスの材料】
絵具=地声、
水=裏声
※水多め → 絵具の伸びが良くなる → 高音が伸びやかになる
※絵具多め→濃い色で書けるが伸びは良くない→強い地声で歌えるが高音が伸びない

この二つをどのような割合で混ぜるかで声質が変わってきます。

裏声を多く含めばその分高い声も出やすくなりますが、声も薄まります。

ミックスボイスに関して別の記事で紹介していますのでぜひそちらもご覧ください。

 

裏声をおろそかにしてない?

皆さん普段から裏声どれくらい出してますか?

一般的に女性のほうが日常会話で裏声を多く使う傾向にあります。

カラオケを歌うとき裏声使ってますか?

『前は高い声が出てたのにな』と思う人は裏声が苦手な人が多いです。

特に低い裏声がかすれるという方、多いんじゃないでしょうか?

「裏声は弱よわしいし、歌ってて気持ち良くない。」

「息が漏れて苦しい」

といった苦手意識からさらに使わなくなりさらに筋力が低下。

しかし前述したとおり、高い声担当は裏声です。

ミックスボイスを得るためには地声と裏声のそれぞれの筋肉がバランス良く備わっていなければなりません。

そのためには、「とにかく裏声で歌いまくる」しかありません。

多少声を出していい環境ならお家でもできます。

まずは普通の曲を最初から最後まで出来るだけ裏声で歌ってみて下さい。

何度も繰り返していくと、だんだんと裏声の筋肉がつき声にハリが出てくると思います。

裏声に対して苦手意識がなくなってきたら、ようやく地声:裏声の筋肉量がバランスよくなってきたころだと思うので、次のステップに行きます。

 

声帯閉鎖の筋トレで息もれ解消

声帯閉鎖とは以下の図の声門というヒダがしっかり閉まっている状態のことを言います。

声を出さないでいたり老化が進むと、声門を閉める筋力が低下してきちんと閉まらなくなってしまいます。

そして、高い声で裏返りやすくなるのもこれが大きな原因だったりします。

声門を開閉してみよう

まずは声門を開けたり閉めたりしてみましょう。

ハーっと息を吐き、途中でハッ!と止めます。

喉で息がせき止められている感覚になりましたか?

あとは声を出さずに『あ!あ!あ!あ!』と言ってみて下さい。

これも喉の奥でなにか刺激があると思います。

このとき声門が開いたり閉じたりしています。

以下の動画で練習してみて下さい。

エッジボイスで声帯筋を鍛えよう

声帯を開け閉めする感覚が掴めたら、次はエッジボイス(ボーカルフライ)という声で声帯を筋トレしていきましょう。

エッジというだけあって鋭い音です。

年季の入った木製のドアがギィーーーっと開くときのような音。

あとはちょっと怖いですが、『呪怨』というホラー映画のお化けもこの声をだしていました。

上の図の声帯が閉鎖した状態で 「ア"ー」と声を出します

音声で確認してみて下さい。

もしこれが上手く出来ない人は一つ前の項目に戻って練習してみて下さい。

エッジボイスの音色が息が漏れたようなしゃがれた音の方は、閉鎖筋がかなり弱っています。

毎日コツコツ練習しましょう。

一週間もすればかなり変わってくると思います

最後に

人が老化するのを止められないように、声帯の老化も止めることはできません。

ただ、きちんとトレーニングすれば長持ちさせることができます。

世界的シンガーCeline Dion(セリーヌ・ディオン)はボイストレーニングをずっと続けて、53歳の今も衰えることなく、むしろ若いころよりもっと高く力強い声で歌い続けています。

みなさんもご自分の声帯を大切にケアしてくださいね♪

 

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